日本チームはフランスのバーバリアンズに対して65-47で敗北した。それはまあ、ある意味当然のことのようだ。しかし日本は本当ならもう少しいい試合が出来たと思う。
というのも、前半日本がほとんどボールを持ち、試合を制しているようだった。それに徐々にディフェンズは攻撃的でラックも確かだった。ラックから早くボールを出すのは個人的に好きで、その場合フロントがよく動けることが必要になってくる。ハーフタイムでは17-22でバーバリアンズが勝っていたがゲームを制しているようには見えなかった。このときバーバリアンズが勝っていたのは単に日本がミスをしたからだ。彼らの陣地でターンオーバーするとき、バーバリアンズ陣地でゲームをするようにキックをするべきだったし、スクラムとラインアウトは問題があるし、キックも難しかった・・・残念!

特に後半の立ち上がり日本は壊滅的だった。バーバリアンズはこの10分で4トライあげている!何度もボールを失っているし、外側のディフェンスがミスをしたし、選手がまだ倒れているのにボールを取り扱うのでよくペナルティになっていた。いつも似たような攻撃なのでディフェンスに読まれていた。これらのミスや問題点でバーバリアンズは簡単にトライを得ることが出来た。集中にかけていたのか疲れていたのか、こんな不確実さは信じられない。
山田選手、日和佐選手、ホラニ選手が入ってきてとてもよくなった。日本は眼がさめたようだった。ホラニ選手、リーチ選手、ツイ選手の力強さは貴重で、彼らだけが敵に捕まっても前に進める選手である。田村選手はまあ良い試合をした。隙間からディフェンスラインを抜けていた。でも残念なのはディフェンスはあまり良くないことだ。五郎丸選手はあまりよくなかった。攻撃や早いディフェンスをするには重すぎで動きが遅くなっているようだった。キックは良かった。全体的に日本チームはまあまあだった。フロントローとセカンドローの間に声の掛け合いはなく、レベルは低かった。スクラムではつぶされ、ラインアウトではブロックされ、ラックでは効率的でなかった。彼らはゲーム中どこにいたのかと思うほどだった。ただハンドリングは良かった、でもそれがこのポジションでもっとも大事なことだろうか?いいや、ちがう!
最終的に18点差に終わった。五郎丸のすばらしいキックの成功(3か4回の失敗があった)があれば点差はもっと縮まっていただろう。さらに言えば、取るに足らないミス(ディフェンスの強い圧力で22m内でもキックで危機を乗り切られない、キックをブロックされたり、ラックでペナルティをとられたり)を減らし、またはもっとゲームを征服する(スクラムやラインアウトでボールを保持など)ことが出来ていたら、日本は勝てたであろう。そう思うとなんて残念なことだろうと、悔しくてならない。
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