ヨーロッパカップの各プールでの予選が1月中に終了しました。4月の準々決勝の対戦も組まれています。今回は初めてアイルランドのチームが1チームも決勝リーグに上がれませんでした。
各プールごとに予選のまとめをして、最後に準々決勝の予定表を出します!
プール1:
前半戦もあまり良い成績ではなかったトゥールーズですが、後半はさらに悪く勝ちなしで、4位でした。6試合中1勝5敗でした。オヨナも1勝5敗でしたがかろうじてポイントでトゥールーズに勝ったため3位でした。1位は負けなしのサラセンス、文句なしの堂々1位通過です。2位のアルスターは18ポイントのため決勝へは進出できませんでした。
プール2:
このプールはどこかのチームが飛び出て強いということがなく、4チームとも3勝3敗でした。ポイントで順位が付き、1位がエクセター、2位がボルドー・ベルグ、3位がオスプレイ、4位がクレルモンです。エクセターはちょっとの差ですが、1位になったので、準々決勝へ進出します。
プール3:
今シーズン好調のラシング92が4勝1敗1引き分けで1位になり、準々決勝進出を決めました。2位はノーザンプトン、3位がグラスゴー、4位がスカーレッツです。ウェールズのスカーレッツは1勝も挙げることができませんでした。2位のノーザンプトンはラシングに次いで準々決勝へ進出します。
プール4:
1月24日の試合でスタッドフランセがホームでレスターに勝ちました(36-21)。これによりスタッドフランセは2位の座を手に入れ、準々決勝への切符も手にしました。1位になったレスターは最後の試合前に準々決勝の切符を手にしていたため、力を温存したのか負けを帰しました。3位はミュンスター、4位はトレヴィーゾでした。トレヴィーゾは1勝もできずでした。
プール5:
ワスプが1位でトゥーロンが2位でした。ワスプは4勝2敗、トゥーロンは5勝1敗。試合結果だけ見るとトゥーロンの方が成績が良いのに、ポイントではワスプの方が上でした。トゥーロンは今回のプール内予選では勝っても点差があまりなく、なんとか勝ったという試合が多かったからです。後半戦だけ見ても、1月10日バース戦12-9、1月17日ワスプ戦15-11、1月23日再度バース戦14-19と微得点差で勝ちました。それでも勝つトゥーロンはすごいですが・・・。トゥーロンも準々決勝に出られます。3位はバース、4位はレンスターでした。
まとめ
出だしからフランス勢は苦戦しました。しかし結果的に3チームが準々決勝に上がったので、まあまあ良かったと言えるでしょう。フランスはクラブチームはそこそこ強いですが、ナショナルチームは難しいことになっています。逆にナショナルチームを大切にしているアイルランド、ウェールズ、スコットランドはクラブチームはそんなに強くないですが、ナショナルチームは強いです。アイルランドのナショナルチームのメンバーも国外のチームに入っているので、来年もまたクラブチームの大会は難しいと思います。
4月の準々決勝、準決勝、決勝とまだまだ楽しみです。
準々決勝の組み合わせ:
4/9 ワスプ 対 エクセター
4/9 サラセンズ 対 ノーザンプトン
4/10 レスター 対 スタッド・フランセ
4/10 ラシング92 対 トゥーロン
アップデート
決勝 5/14 ラシング92 対 サラセンズ