フランスラグビー界がうまくいっていません。 FFR(フレンスラグビーユニオン)の新任代表バーナード・ラポート(Bernard Laporte)の問題またナショナルチームの貧弱な試合結果から、フレンチラグビー全体が全くお話になっていない状態です。
しかし、これはプロの問題だけではありません。スポーツ自体の人気は数年前よりずっと少なく、過去2年間でアマチュアリーグでの選手の減少が見られ、若年者のカテゴリーではさらに問題を抱えています。
連盟とプロリーグの対立
より多くの外国人が若いフランス人選手のポジションを奪っている間に、連盟とプロリーグは依然として対立を続けています。これは外国人選手がうまいのではなく、安くかつ即戦力だからです。ところが、新たに出て来たフッカーのPélissié(ペリシエ・アドリアン)やウィングのRattez(ラテズ・ヴァンサン)のような選手は、ProD2やFederal 1のサブレベルで何年もプレーしてから、ようやくトップ14でプレーするチャンスが回ってきました。プロップやスタンドオフなどの重要なポジションに良い選手がいないことも、代表チームのパフォーマンスの悪さの原因の1つです。
目標とする選手
アマチュアレベルでは、40歳以上のプレイヤーは心臓の検査(300ユーロ!)を受ける義務が課され、地方のいくつかのクラブがそれで消滅し、十分な選手がいなくなりました。地元の大人がプレーできないので、子供たちもプレーしません。フランスでは多くの子供たちが地元のスタジアムでの応援から、父親や叔父の同じ道をたどります。
弱い代表チーム、さらにテレビのロイヤルティを巡ってプロリーグと連盟が対立を続けている中、今ではヨーロッパのゲームは地上波や歴史ある有料民間テレビ局のCanal +で放送されていません。このことにより、若い選手がフランス出身のスター選手を目標とすることが出来ません。
技術的に本当に低い選手教育も問題をさらに悪くします。フランスラグビーを改革する必要があります。むしろ日本に負けていた方が、良いショック療法になったかも知れません。